罵声・誹謗中傷を乗り越えたマラソン大会 『努力は必ず実るわけじゃない。でもしないと結果はついてこない。』 

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どうも、ハイパーメディアブロガーのだいちゃん(∀)です!

今回の記事は「note」というWEBサイトに掲載していたものなのですが、反響が良かったのでそちらを消してこのブログに持ってきました。なので、読んだことがある方も多いかもしれません。

一度読んだことがある方も、読み返してみると面白いと思うし、読んだことが無い方もきっと元気の出る内容なので是非読んで下さい!

 

 

 

体育でマラソンを行う時期がやってきた。

マラソン大会は、「練習」でまずコースを覚え、「本番」を走るという2回に分けた構成になっている。

マラソンは7クラス中、隣同士の2クラスが合同で行う。

1・2組 3・4組 5・6・7組(ここだけ3クラス)という具合だ。

初日は、練習だ。だけど、僕にとっては今までの練習の成果がどのくらい出ているのか知るために、かなり重要な日だ。ここで悪い成績を残すと本番に響く。

僕はかなり緊張していた。

まず、スタートする位置を自分達で決めるところから私の学校のマラソンは始まる。

やる気の無い奴は後ろの方に並び、やる気のある人間は前方に並ぶ。僕は当然、前方に並んだ。

ここで並ぶ位置にもかなり頭を使った。

私の学校では、インコース(内側)だろうがアウトコース(外側)だろうが真横に並んでのスタート。そして、直線ではなくカーブからのスタートという特徴だ。

この場合、インコースだとスタートを走る距離が一番短い、という利点があるがその反面「人混みに巻き込まれる」というリスクがある。

アウトコースだと、人混みには巻き込まれにくいが、スタートを走る距離が一番長くなってしまい出遅れる可能性がある。そして、そのスタートのほんの少しの距離の長さがマラソンになるとタイムを遅くすることになりかねない。

以上のことを踏まえた結果、一番バランスの良い「最前列の真ん中」を僕はスタート位置に選んだ。

並んでいる最中に、

「あいつ、体育際で最下位だったくせに前列に並んでるよwww 恥をかくだけなのに。」

「どうせ途中でリタイアでもするんだろ。最初から後ろに並べばいいのにwww」

というような声が聞こえた。でも、僕は気にしなかった。もうそんな陰口には慣れてしまったのと、毎日の練習で自分に自信が付いていたからだ。

マラソンの開始

とうとうマラソンの初日がスタートした。

やる気の無い連中の中に、ただ目立という理由だけでスタートだけトップに立つ奴が現れた。小学校の頃から毎年観る光景だ。

しかし、僕はそういった連中よりも前に飛び出した。

どんどん後続を引き離す。まずは第一段階の「人混みに巻き込まれない」という部分をクリアすることが出来た。だが、運動部でもない僕を簡単にトップに立たせてくれるほど世の中は甘くなかった。当然、マラソンを真面目に走る連中もいる。

「どうせすぐにリタイアするくせに、目立とうとして本気出すなよバーカ!www」

こんな罵声も飛んできた。しかし、僕は全く気にしていなかった。だって、そいつより今、僕は前にいるんだぜ? ただの僻みにしか聞こえるはずがない。

そんな風に余裕をかましていたが、すぐに陸上部ではない他の運動部の人間に抜かされて、僕は2番手になった。僕は引き離されないように、そいつの背中をずっと追うことにした。そいつも僕のことを意識しているのか、僕が前に出ようとする度にスピードをあげ、絶対にトップには立たせてくれなかった。

そうやって、二人でデッドヒートを繰り広げながら後続を引き離し、二人だけの勝負になっていた。確実に「夜連」の成果が出ていた。

一番最後には漫画やドラマなどでお馴染みの「心臓破りの坂」がある。そこでラストスパートをかけ、僕は1位に躍り出ようとした。

しかし、1位のそいつも体力を温存していたのか、ラストスパートを僕より早い段階からかけてきた。

そしてゴール 結果は2クラス中「2位」

学校入学当時は、入院明けということもあり途中でリタイアしてしまったマラソン。それに比べれば大きな進歩だ。

しかし、僕はこの結果にまだ満足はしていなかった。上出来だとは思ったけれど、僕の目標は、

「陸上部長距離の奴ら全員に勝つ」

ことだったからだ。僕のことを馬鹿にし、入部を認めない奴らや「岩田」のような奴も含め。

その為には7クラス中3位以内には入る必要があると考えていた。(7クラス合同で走ることは出来ないので、マラソン大会の次の体育の日に3位までの人間だけ発表をしてくれるという形だ。)

これは序章に過ぎない。

でも、この結果を受けて、今までマラソンの時に僕を覆っていた「悪い空気」が変わるのを肌で感じていた。確実にいい方向に流れ出している。

そうして、マラソン大会の本番を迎えた。

マラソン大会本番 当日

マラソン大会の当日。僕はいつもどおり、最前列の真ん中を位置取った。

やる気の無い奴は後列へ、やる気のある人間だけが前列へ並ぶ。いつもどおりの展開だろう。そう思っていた。だが、本番だけはいつもと空気が違っていた。

明らかに、今まで後列に並んでいて見かけなかった連中も前列に並んでいる。

明らかにいつもと空気が違っていた。

マラソン大会の本番の結果は通知表の体育の成績に大きく関わる。練習では手を抜いていた連中の中にも本番だけは本気を出そうとしている奴らが沢山いたのだ。(中学生くらいの時期は、体育の成績の良い奴が勉強が出来る奴よりモテるからね。そういうことを意識していた部分もあるのかも。)

でも、ウダウダと考えていられない。ここで結果を出さなければ今まで馬鹿にしてきた連中も、僕が陸上部に入部をするのに反対している連中も見返すことは出来ない。腎臓病を抱えている人間が顧問を説得するのにも、それなりの材料が必要だ。

このマラソン大会は、自分をアピールする、売り込む為の「プレゼン」だ。

そうやって、自分をワザとに追い込んでいった。

そして、マラソン大会がスタートした。

マラソン大会の開始

とうとう、マラソン大会の本番がスタートした。

僕は人混みに飲み込まれないように全力でスタートダッシュをかける。しかし、今日ばかりはほかの連中も一斉にスタートダッシュをかけてきた。

マズイ、このままだと人混みに飲み込まれる。

僕は一瞬焦りを感じた。しかし、それではいけないとすぐに冷静になり、どう対応すべきかを頭の中では計算していた。

「そのまま焦ってダッシュを続ければ、確実に後半まで体力が持たない。スタート地点で争ってはダメだ。争わずに済む方法を考えなければ。」

こんな独り言を心の中で言っていた。

競馬では、

・スタートから全力で走る走法のことを「逃げ」

・スタートはある程度、力を抜いて後半追い越すことを「差し」

という。

5キロメートル以内のマラソンなら断然、「逃げ」が有利だ。競馬でも、逃げの出来る体力のある馬は優秀とされ、数々のレースを勝ち抜いてきたようなサラブレッド中のサラブレッドは「逃げ」を得意とすることが多い。

(ちなみに、サラブレッドとは人間界では由緒ある家庭に生まれた優秀な人間に送られる言葉として使われることが多いが、実際は「ただの馬の品種」である。優秀な血統同士を掛け合わせることで優秀な成績を残せるような競走馬を作ることから、人間界ではそのように使われるのだろう。)

僕の基本レース走法も「逃げ」だ。しかし、今回は周りの人間の多くが「逃げ」を使ってきている。周りと同じことをしていてはダメだ。

「人の行く裏に道あり花の山」

という言葉を思い出していた。周りの人間と違うことをするほうが良い発見がある、という意味で僕は使っている。

(実際は、周りの人間と違うことをしてたほうが儲かるよ、という証券金融業界の言葉なのだが……。)

僕は一気にアウトコースに移動して、「差し」に近い走法に切り替えた。

少し無駄に体力を使ったが仕方がない。時にはそういった駆け引きも必要だ。そこがマラソンの面白いところなのだから。

そうやって、前方にはスタートダッシュを決めたやる気のある奴らが固まっている。後方にはやる気の無い連中が固まっている。

僕はその丁度、真ん中を位置取って走っていた。

マラソンのコースは、学校内のグラウンドを5週したあと、学校の裏門から外に出て学校の外側をグルッと一周して、正門から戻ってきてゴール、という道筋だ。

まず、最初の5週はあまり体力を使わないように、この真ん中の集団で走ろう。そういう作戦に変更した。

この場合、スタートの段階で人混みを抜けれていたら気持ちの面でも少し楽になるのだが、真ん中で走るということはまだ人混みの中で走るということになる。

少しそこが不安だった。そのまま飲み込まれて前方集団に追いつけないかもしれない。そしたら結果は散々なことになる。

でも、僕は耐えた。ここで焦ったら負けだ。

もうマラソンに関して、僕に罵声を飛ばしてくる人間もいない。そのくらいの結果を出したからね。今は自分との戦いだ。

校内グラウンドを5週走り終わり、裏門から外に出る段階で僕は一気に動き出した。

ここでダッシュをかけて、真ん中の集団から飛び出し、前方集団に追いついたのだ。

前方集団は、スタートで無理をした奴も居た為、かなり人数が減っていた。僕が追いついた時には自分を含めて5人。

マラソン大会本番、僕のいるクラスのグループ(1年3・4組)はこの5人での勝負となった。

この5人の集団は誰一人としてペースが乱れない。誰も置いていかれないし、誰も飛び抜けることもない。常に横一列な状態が続いていた。さすが大会の本番、みんなやる気が違う。

その状態のまま、最終の「心臓破りの坂」まで5人は辿りついた。

心臓破りの坂 ラストスパート

横一列のまま、心臓破りの坂で皆一斉にラストスパートをかけた。タイミングはほぼみんな一緒だ。

誰も前を譲る気はない。この5人の誰もが「1位」を目の前にしているのだ。当然といえば当然だ。

さすがに最後の方になると残っている体力なんて皆ほぼ0に近い。マラソンというよりは短距離走の勝負みたいなものだ。

僕は短距離走はそこまで速くない。少しフリな戦いだ。

でも、ここで僕のどこに残っていたのか分からない「最後の力」が発動した。

僕がトップに踊り出て他の4人を引き離した。

だが、負けじと隣のクラスの「外柿(そとがき 仮名)」が最後の力を振り絞って僕を追い抜こうとし、隣に並んできた。

「外柿」との1対1の戦いになった。こいつがラスボスか。

心臓破りの坂後半までお互い並んだまま。もう二人とも体力なんて残っているハズがない。気力のみで走っていた。最後は気力ある、精神力の強いほうが勝つ。

そんな戦いだった。

しかし、僕は負けるわけにはいかない。陸上部の奴全員に勝つ。学年で「3位」以内に入るには単純計算で僕の走っている「3・4組グループ」内で1位じゃないとダメなんだ。ここで勝たないと僕は残りの中学生活を自分の大好きな「マラソン」無しで過ごすことになる。

そんなの嫌だ。そんな退屈な学生生活、僕には耐えられない。

ここで勝たなければ。

腎臓に負担をかけてまで練習してきたんだ。悪いが外柿、

『お前とは、このマラソンにかける”情熱”が違う』

たかが中学校の体育の行事の一部。そんなものにここまで情熱をかけるバカな人間が他にいるだろうか。いるはずがない。だが、その「バカの精神(ちから)」が最後に火を吹いた。

ほんの一瞬。本当にほんの一瞬だけ、ピストルの弾を発射するかの如く、僕は前に飛び出した。

そのままゴールイン。

僕は「1位」を手にした。

マラソン大会後のトイレ。血尿が今までの中でも特別に酷かった。でも、僕の心の中はそんなものよりも「充実感」で一杯だった。

僕はやり遂げた。「夜連」を頑張った甲斐があったんだ。

この努力は、後の人生で別の形で必ず役に立つ。僕にはそんな”確信”があった。

そして、マラソン大会は幕を閉じた。

マラソン大会終了 学年全体での結果発表

体育の教師が学年でトップ3までの順位を発表していく。

1位 牧山 大助(仮名) (小学校1年生の頃からマラソントップの常連。現在、陸上部短距離。)

さすがに1位は僕じゃないか。でも、僕のことを馬鹿にしている連中じゃない。僕はこいつに一度もマラソンで勝ったことがない。納得のいく結果だった。

2位 内島 勝也 (仮名)(陸上部長距離。1500メートル走が得意。)

2位の奴は、僕が陸上部に入ろうとしているのに反対している連中の一人だった。でも、比較的、気分屋なところがあり根は悪い奴じゃない。

しかし、この時点で、

「陸上部長距離の奴ら全員に勝つ」

という目標を達成することが出来ないことが確定した。さすがに個人練習だけで陸上部長距離の奴に勝とう、だなんて無謀だったか。

ほかの陸上部長距離の奴らも実力者は沢山いる。岩田のような努力家も。

きっと僕は3位でも名前は呼ばれないだろう。でも悔いはない。僕は今出来ることを全力でやりきったのだから。

その時だった。

3位 谷本 大介(仮名)

僕の名前だ……。僕の名前が呼ばれた……。

面構えは平常だが、心の中は嬉し涙で一杯だった。

努力しただけじゃない。努力をして結果まで出すことが出来たのだ。

この日以来、陸上部員が僕の陰口を言うことはなくなった。

「ハッタリ野郎」

というレッテルも剥がれ、他の連中からも悪口を言われなくなった。

努力はしたからといって必ず結果に結びつくわけじゃない。でも、努力をしていなかったらこの結果は出なかっただろう。自分に自信も(病気が原因で)失ったままだっただろう。

『努力は必ず実るわけじゃない。でもしないと結果はついてこない。』

無理だと決めつけて行動を起こさなければ、夢が叶う確率だって0パーセントだ。でも、自分が動くことで0を1にすることは可能だ。

たった1の違い。この違いは小さいけれど、大きな差だ。

「無理」だと決め付けることは簡単だ。夢を見るだけなら楽しい。結果が出ることで夢から覚め、現実を突きつけられ、立ち上がれなくなる人もいるだろう。

でも、それを怖がっている人間ばかりだと、この世の中には感動は全く生まれないんだ。

羽生結弦や浅田真央に私たちが「感動」を貰えたのは、彼らが失敗を恐れずに行動したからだろ?

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だいちゃん(∀)

だいちゃん(∀)

フリーライター・ハイパーメディアブロガー 1級身体障害者 年間500冊ほどの本を読む読書マニア。勉強好きの資格マニア。簿記や法律に強い。 暗い記事も書くけど、なんだかんだで自分の事をスーパー障害者だと思ってる変な人。お笑い好き。 元炎上芸人。インターネット上の嫌われ者www
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