『キチガイ』(重度知的障害者)の実の弟を施設にぶち込んだ

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http://www.flickr.com/photos/28584184@N00/401108497

photo by Sara Lafleur-Vetter

今回は人から聞いた話を元にブログを書きました。

それでは、ご覧下さい。

私の弟はキチガイだ

私の弟は重度の知的障害者だ。年齢は私が31歳で弟は26歳だ。

弟の知的障害は言葉をある程度しっかりと話すようになる3歳頃からだんだん分かるようになってきた、と母からは聞いている。

弟は常に場所を選ばずに大声で、

「アハハハハ! アハハハハハ!」

と笑うのである。

最初の頃はちょっと変わった子だな。でも、幼少期はどの子も場所を選ばずに叫んだりするものだ。そのくらいに両親は思っていた。勿論、私もだ。

弟が保育園児になった頃から、弟が知的障害児なんじゃないか? ということが次第に顕著になっていったのだ。

・席にじっと座っていられない

・言葉をなかなか覚えない

・他の子供に暴力を振るう

・糞尿をすぐに漏らす

勿論、いつものように場所を選ばずに大声で「アハハハハ! アハハハハハ!」と笑い、先生の言うことも全く聞かない。

すぐに最初に入園した保育園は追い出され、入園しては追い出され、次第に弟が入れてもらえる保育園はなくなっていった。

私はそのような弟の兄だったが為に、常に周りの友達や近所のガキ、大人から、

『キチガイの弟の兄貴』

と呼ばれ、悪口を言われていた。小学校ではそのことを理由にイジメにあっていた。それでも実の弟だ。可愛くないわけじゃない。最初はそう思っていた。でも、でもイジメに耐えられずに次第に弟から距離を置くようになっていった。

弟が生まれるまでとても仲むつまじかった父と母は、弟の知的障害が分かり、それが顕著になってきてからだんだんと仲が悪くなっていった。

そして、ついに離婚。

私も弟も母に引き取られることになった。私が12歳の頃だ。

母は私達、兄弟を育てる為に朝から晩まで働いていた。そのような理由から弟と私が二人きりになることが多かった。だが、いつも「キチガイの弟の兄貴」と言われ、イジメられていた私は、母がいない時についに弟に暴力を振るうようになっていった。母に分からないように顔面などは殴らずに腹を。

母はいつも仕事か、弟につきっきりで私の相手などしてくれなかったことがストレスになり、そのような行動に出てしまったのだろう。

そして、私は大学進学の為に東京に行くことになり、キチガイの弟から離れることが出来た。

その後は、時々家に連絡を入れたりはしていたが、弟の話は聞かなかったから、弟がどんな生活を送っていたのかは分からない。ただ覚えているのは、母が無理やり普通学級の小学校に通わせていたということだ。周りもきっと迷惑だっただろう。

私は弟のことを避けていたけれど、地元に就職を決め、地元に戻ってきた。そして、たまに実家に帰っていたのだが、弟は近所のスーパーで小学生くらいの知らない子供に、

「あんた何年生~? あんたバカでしょ~? あんたウンコたれでしょ~?」

と声をかけまくっていた。そこでついたあだ名は、

『あんた何年生キチガイ』

そんな弟を見て、噂を聞いて、過去の「キチガイの弟の兄」と呼ばれイジメられていた過去を思い出した。そうやってまた、私の足は実家から遠のいていった。

就職して

就職してまもなくして、私は同い年の看護師の女性と結婚をした。その頃から母の容態はあまり良くはなかった。そして母が肝臓ガンで亡くなってしまった。

父もいない。母もいない。重度の知的障害を抱えた弟を私が引き取らなければならない。でも、正直、嫌だ。

しかし、うちの嫁さんは正義感? の強い人で、そして私達はなかなか子供の出来ない状態だったので子供はいなかった。そこで嫁さんは、

「あなたの弟をうちで引き取ります。いいですね?」

と、キチガイの弟を引き取ると言い出したのだ。

そうして、キチガイ弟と嫁との生活が始まったのだ。しかし、そんな生活が上手くいくはずがなかった。

嫁の仕事はとても忙しい。それなのに家事もしっかりとやってくれ、弟の面倒まで見てくれている。弟は相変わらず、「あんた何年生~?」と近所の小学生に言い続けていた。ついたあだ名は

『あんた何年生キチガイおじさん』

そんな弟の相手を私は相変わらず全くしなかった。

嫁には私の過去の話をしていたので、相手をしなくても嫁は何も言わなかった。とても優しい嫁だった。しかし、そんな嫁でも我慢の限界がきた。

そして、私は嫁と離婚することになった。

そんな私の人生を狂わせ続けた弟を、一時は殺そうかとも考えたがなんとか思いとどまった。

私は、弟を施設に入れた。あんなの人間じゃない。

代筆、だいちゃん(∀)

※この記事は実話を元にしたフィクションです。

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だいちゃん(∀)

だいちゃん(∀)

フリーライター・ハイパーメディアブロガー 1級身体障害者 年間500冊ほどの本を読む読書マニア。勉強好きの資格マニア。簿記や法律に強い。 暗い記事も書くけど、なんだかんだで自分の事をスーパー障害者だと思ってる変な人。お笑い好き。 元炎上芸人。インターネット上の嫌われ者www
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