身体障害があったから体験出来た「金持ちの世界」 開業医との出会い

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photo by 401(K) 2013

身体障害を抱えると、どうしても出不精に、外に出るのが億劫になる。

それは、車椅子や松葉杖を使っているような目で見て分かる身体障害者の場合は、偏見の目で見られたりするのが嫌だからという理由があるからかもしれない。

私のような内部障害者は単純に体力が無いから、外に出るのが辛いというものある。どのみち、出不精になることには違いないのだけれど。

私は身体障害者になるまでインターネットというものを使ってこなかった。初めて学校の授業以外でまともにインターネットを使うようになりだしたのは20歳の時。ちょうど10年前に遡(さかのぼ)る。

何故、インターネットを使うようになったか。それは単純に、家から出ることが出来ない状態だったからだ。半寝たきり状態。そんな状態でも、家で何か将来の為に出来ないだろうか。仕事に繋げられるようなことが出来ないだろうか。そう考えた時に、「パソコン・インターネットしかない。」そう思ったのだ。

そこから、私のインターネットライフは始まった。

身体障害者になると、等級によるけれど一時的に何十万円かのお金が手に入る。その金で私は一台のノートパソコンを購入し、インターネット回線の契約をした。

最初は何をしていいのかサッパリ分からなかったのを覚えている。

当時、映画「電車男」が話題になっていたので、2ちゃんねる掲示板を覗いてみた。そこで地元・北九州のトピックスを覗いたりしていた。

今思うと危ないことをしていたのかもしれないが、2ちゃんねる上で私は固定ハンドルネームというペンネームのようなものを使用して、私が書き込みをした内容が分かるようにしていた。すると、同じように固定ハンドルネームを使っている人とインターネット上で仲良くなり、連絡先を交換して会ったりするようになった。

ほとんど外に出ることが出来ない状態だった私の、唯一の友達を作る手段だった。

パチプロ、ミュージシャン、会社員、風俗嬢、様々な人と実際に会い、食事をしたりしていた。私は人との出会いの運は良い方で、怪しい詐欺師のような人に出逢うことはなかった。今思うと本当に運が良いだけで、インターネット上で知り合う場合はある程度疑ってかかったほうがよかったかもしれない。でも、私はそんなものよりも寂しさのほうが上回っていたので、人を疑う、ということを考える余裕がなかったのだ。

出会いはインターネット

ある日、TOKIOの出演している番組のコンテンツ「ダッシュ村」のことが気になり、深夜にインターネット上を徘徊していた。

そして、頭によぎったのは、

「地元で、村づくりをしているような団体はいないだろうか?」

ということだった。単純に、ダッシュ村に憧れがあり、そういった体験を地元でしてみたかったのだ。きっと精神が病んでいたから、田舎な風景に癒しを求めていたのかもしれない。

すると、一つのホームページにたどり着いた。

偽ダッシュ村開村計画(※音がでるWEBサイトなので開くときは注意!)

とある整形外科医を村長とし、地元から少し離れた田舎でダッシュ村を模倣して村作りが実際に行われていた。

私はすぐにこの外科医の先生に連絡取り、(実際には代理の人にだが)村作りを見学させてもらいに行った。

そこの村の住人や役員は一般人とは少し異なっていた。

大工の棟梁、どこかの企業の役員、開業医、いわゆる富裕層と呼ばれる人達が中心となって村作りを行っていた。お金持ちのちょっとした息抜きといったところか。しかし、私のような一般人を排除したり差別することはなく、快く受け入れてくれた。勿論、他にも一般人は村人として複数人参加していた。

そうこうしているうちに、この村の村長と私は仲良くなっていった。

村長は地元では有名な美容整形外科の開業医だった。

この村長には、私が普通に生活していた場合には絶対に体験出来ないような様々な体験をさせてもらった。

私が昔アルバイトをしていたホテル最上階のバーを貸し切ってのパーティーに参加させてもらうことがあった。勿論、参加者はお金持ちばかりだ。

私はそんな金持ち達に負けないように、成人式の時に買ってもらったバーバリーのスーツで全身を決め、パーティーに参戦した。

ホテルのバーの主任は私がアルバイトをしていた時と変わっていなかったので、

「なんでコイツがこんな豪勢なパーティーに参加しているんだ!?」

というような目で見られていたのが面白くてたまらなかった。

村長についてパーティーを回っていると、色々な企業の偉い人達から沢山の名刺を貰ったり、頭を下げられたりした。まさか私が20歳の時に高校を卒業したばかりの、育ちの悪い身体障害者だとは思ってもいまい。

私の身体障害のことを知っている村長は、2次回の高級なバーでの飲み会などはいつも奢ってくれていた。

高級フレンチ、イタリアン、様々なお店へ私を連れて行ってくれた。時には自宅に呼んで食事をご馳走になったこともあった。勿論、家も3階建てでデカイ。

村長に教えてもらった、体験させてもらった全てのことが刺激的だった。

村長は、私が自殺未遂をしたときにも、

「早く帰っておいで。地元で待っているから。」

と声をかけてくれて、死なずに済んだ時には、私の友達の分も奢りで高級イタリアンをご馳走してくれた。

私の友達達も育ちが良くない連中が多いので、ナイフとフォークの使い方で戸惑っていたのがおかしかった(笑)(私はカフェによく出向いていたので、ナイフとフォークくらいは綺麗に使えていたので問題なかったのだ。)

その後も、エロ酒場など、やっぱり普通に生活していては体験出来ないところへ連れて行ってくれた。そういえば、とある時にはプロのストリッパーと村長経由で知り合いになったこともあったな。エロで思い出したけれど(笑)

最後に

最近では、私が忙しくて村長とは会っていないし村にも行っていない。でも私の人生は確実にインターネットが豊かにしてくれた。

村長との出会いのおかげで体験してきたことが、今、生きている。

インターネットがなければ、私のような育ちの悪い奴とお金持ちである村長が知り合うこともなかっただろう。インターネットって本当に革新的で凄いものだ。

インターネットは人の人生を変える。良い意味でも悪い意味でも。私は良い方に人生を変えて貰った。

今ではインターネット経由で仕事を貰うことも出来ている。もしかしたらインターネットがなければ私は自殺しなくとも、餓死していたかもしれない。

そういえば毎年、村長の誕生日には面白いプレゼントを渡していたのだが、今年は私が欝状態だった為に渡しそびれたな。

久々に会いたいな、村長。

だいちゃん(∀)

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だいちゃん(∀)

だいちゃん(∀)

フリーライター・ハイパーメディアブロガー 1級身体障害者 年間500冊ほどの本を読む読書マニア。勉強好きの資格マニア。簿記や法律に強い。 暗い記事も書くけど、なんだかんだで自分の事をスーパー障害者だと思ってる変な人。お笑い好き。 元炎上芸人。インターネット上の嫌われ者www
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