障害者は安楽死させたほうがいい

障害者

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Handicapped Space

タイトルは相模原殺傷事件の犯人の発言です。

彼はただ単に精神異常者だとは思うのですが、彼の発言の中に、

「重度障害者は未来が見えない。このまま生きていくよりも安楽死させたほうがいい。」

といったような言葉があります。(テレビのニュースで流れていたものなので、細かいニュアンスは違いますが。)

別にこの事件の犯人を擁護するわけではないのですが、全く間違った意見だとは私は思わなかったのです。

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重度障害者の人生

私は障害者を安楽死させる、ということには反対です。当たり前のことをいうようですがどんな障害や病気を抱えていても生きていく権利、生存権は存在するからです。しかし、そんな障害者の面倒をみていく家族の苦労は、本人達にしか分かりません。

障害を抱えた家族を、障害児を育てたことの無い人間が綺麗事を言うことは簡単です。でも、例えば障害を抱えた家族、認知症を抱えた親の介護に疲れ、殺してしまったという事件も今まで起こってきました。

そんな事件の当事者を責める権利が、私たちのような当事者で無い人間にあるのでしょうか?

今回の相模原殺傷事件について、彼のやったことは戦後最大の殺戮事件であり決して許されることではありません。大学3年生頃から風貌などが変わってきたり(黒髪だったのが金髪になったり。)大麻の陽性反応が出ていることなどから彼は正常な状態ではなかったのでしょう。

だが、彼の思想の部分だけに関して私には共感出来る部分もあったのです。

重度の障害を抱えた人間の末路は基本的には悲惨なものです。確かに、そんな重度障害を乗り越えて立派に生きている方々もいます。でも、多くの障害者、特に施設などに入れられている障害者の未来は、その施設で一生暮らす、というような人生です。

これが良い人生なのかどうか、ということは本人が決めることであり、他人が可哀想だとか言う権利は無いのですが、一般論として幸せな人生とは言えませんよね。

安楽死させろ! は行き過ぎた思想ですが、そんな重度障害者の人生について考えた時、彼らは死んだほうが楽になるのかな? と思うことは決して不自然なことではないと思うのです。(何度も言いますが、相模原市の殺傷事件の犯人は精神異常者なので彼の言っていることはだいぶ飛躍しすぎですが。)

私自身は貧乏ながらも自分でお金を稼ぐことが出来ています。なんとか生活保護を受けずとも生きていくことが出来るでしょう。金銭面に関してはね。でも、不潔恐怖症というトイレや台所、お風呂などの水回りの汚れが異常なくらいに苦手で、大嫌いで掃除をすることができない状態にあります。なので、未だに実家暮らしをしているダメな人間です。

きっと、親が死んだら身の回りの世話をしてくれる恋人でも見つからない限り、死ぬしかないかもしれません。まぁ、ヘルパーを雇う、という手もあるのですが。

そんな風に自分自身も重度障害者なので、考えることが多々あります。

重度障害者は税金も大量に使っています。障害年金や病院代。

私は病院代だけで国から月に60万円は支払ってもらっています。保険が効く限りはすべて無料です。

その他にもバスやモノレールといったものが半額になったり、映画館や美術館の鑑賞料の割引があったり、何かと税金を食い物にしています。

こういう風に大量の税金を投下してでも私たち重度障害者が生きることが出来ているのは、日本国憲法第25条の「生存権」のおかげです。

1.すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。。
2.国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない

出典 日本国憲法

特に2の部分が私たちのような重度障害者を生きていかせてくれる為に働いている条文です。

だけど批判を覚悟で書くならば、私たちのような重度障害者に税金を投下するお金をもっと教育などの問題に充てたほうが国としても豊かになるのではないか? 私たちは本当に生きていてよいのか? と自問自答させられます。今回の相模原殺傷事件はさらにそういった私の考えを強くしてしまいました。

重度障害者は図太く生きていこう

こういった思考を巡らせると、私を含め重度障害者は死んだほうがいい、という結論に至ってしまって、それこそ相模原殺傷事件の犯人と同じような危険な思想になってしまうと思うのですが、私は(感謝はしているけれど)重度障害者はどれだけ税金を使おうが自分が生きる為に図太く堂々と生きていいと思っています。

重度障害者が幸せかどうか、周りに迷惑をかけて生きるくらいなら安楽死させたほうがいい、なんていうことは他人が決めることじゃない。

「安楽死」の問題は簡単なことではなく、ガンの末期患者などは安楽死をさせてあげたほうが本人の為にも良いという可能性は否定出来ません。しかし、重度障害者というだけでは別に安楽死をしなければいけないほど不幸でもないですよ。

本人の性格にもよるでしょうけれど、意外と日本人という人種は親切で、確かに差別や偏見を受けることも多いですが、周りの方々に助けられて幸せな生活を送ることが出来ます。

そういったことに感謝をしつつも、それが障害者の特権だと思って図太く生きても良いのではないか、と私は思っています。重複して書きますが、図太く、堂々と生きる権利は障害者にもあるのです。

障害者だから、周りの人間に迷惑をかけているのだから謙虚に生きろ、だなんていうのはそれこそ障害者差別ですよ。障害者は助けてもらってやっと平等なのですから。

最後に

・重度障害者は健常者が思っているほど不幸ではない

・安楽死させろだなんて他人が人の人生を勝手に決めるな

・障害者は図太く堂々と生きていこう

これが私の主張です。

今回の相模原市の殺傷事件は戦後最大の殺戮事件。テロのようなものです。

最後に当たり前のようなことを書きますが、このような事件は絶対に繰り返してはいけません。

そもそも、この犯人は精神病院に措置入院をさせられていたのに、10日ほどで退院させられている。しかも本人が正常になった、という演技をして。

退院させたことが間違いなのですよ。もっと病院や警察にはそういった演技を見抜く「人を見る目」を養っていただきたいものです。

今回の事件で亡くなられた方々には心より追悼させていただきます。

だいちゃん(∀)

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uwasanoaitsu

フリーライター・ハイパーメディアブロガー 1級身体障害者 年間500冊ほどの本を読む読書マニア。勉強好きの資格マニア。簿記や法律に強い。 暗い記事も書くけど、なんだかんだで自分の事をスーパー障害者だと思ってる変な人。お笑い好き。 炎上芸人。インターネット上の嫌われ者www

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