障害年金とかいらないんで腎臓よこせ

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photo by Hey Paul Studios

ブログを書く度に自己紹介のような形で書いて申し訳ないのですが、このブログの筆者は人工透析をやっている1級身体障害者です。

例えば、腎臓移植に成功した場合、障害年金(月6万3千円ほど)が貰えなくなるし、障害者枠で就職も出来なくなる。それに、「障害者○○」という肩書きも使えなくなる。飯を食っていくネタがなくなるわけなんですよね。

それでも、腎臓が欲しいか、と言われればとても欲しいですし、何ならどんな形の腎臓でもいい(形状的な意味でなく)。事故死した人、福島の災害のような大規模災害に遭った人の腎臓でもいい。

障害年金とかいらないんで腎臓よこせ!!

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臓器を欲しがって何が悪いのか

こういう繊細な内容のことを公の場で、特に臓器移植や福島の東日本大震災のことについて触れると、批判してくる輩が現れます。しかし、自分が障害者になった時のことを考えて下さい。その状況から抜け出したいと思うのは人間としての本能。当たり前のことです。法律上裁かれないのであれば、人を殺してでも臓器を奪いたい、と思うことだって私は何も悪いことだとは思いません。

障害者になった今なら分かります。中国に渡り何百万円も出してでも囚人からの臓器移植を望んだり、違法でもフィリピンに渡航して腎臓移植をしようという人の気持ちが。

ああそうだ。いっそのこと、死刑宣告や無期懲役などのとても重い犯罪を犯し重大な罪に問われた人間の臓器はそのまま死刑にしたり牢獄に閉じ込めておくのはもったいない。いっそのこと中国のように日本でも囚人の臓器を摘出して臓器提供を待ち望んでいる人間に提供してしまうというのはどうだろうか? そのほうが、臓器というものをリサイクルのように活用出来て、資源を無駄にせずに済む。うん、そうしよう!

冗談はさておき、などと書きたいところですが、冗談ではなく本気で私が思っていることです。

日本での臓器提供は日本臓器移植学会普及を阻止している

「臓器提供カードを持ちましょう!」と、国全体で臓器提供を促しています。しかし、実際は日本臓器移植学会などの団体が臓器提供の普及を阻止しているような状況です。

宇和島徳洲会の万波医師が病気腎移植(ガンなどの病気を抱えてしまって、摘出しなければいけなくなった腎臓の移植)を国の法が整っていない状況で行っていました。そのことは結果として日本移植学会の幹部らが学会の名誉毀損に当たるとして松山地裁で4400万円相当の損害賠償請求へと発展しました。

何故、臓器移植を推進していかなければいけないはずの団体が臓器移植の可能性を、方を(結果的に)破ってまで行おうとした万波医師の邪魔をするのか。私には全く理解出来ません。

本当にこの団体は、臓器移植を推進する気があるのか? 臓器移植が進んでしまうと、何かしらの利権の絡んでいるこの団体に不利益が被る為、潰しにかかったのではないか? という疑問さえ浮かび上がります。

アメリカなどでは病気腎移植は当たり前のように行われています。病気腎移植から何かしらの病気に、それが原因で発展したという例は無いのです。少ない、ではなくて0なのです。0でなくとも、それで人工透析から逃れられる可能性があるのならば、当事者としては多少リスクがあってでも病気腎移植を受けたい、と思うのは至極まっとうなことです。なのに、根拠もなく、病気腎移植からB型肝炎ウィルス感染を起こし、それが死因になった可能性のある患者がいる、と日本移植学会は潰しにかかったのです。

何故、アメリカでは当たり前に行われていることが日本では当たり前に行われないのか?

それは、人工透析というものは国にとってはとても税金のかかる金食い虫な障害ですが、医師団からすれば、とても金になる商売だからです。

人工透析患者は、その合併症の治療なども含めて、月に60万円ほど国から支援を行ってもらっています。それだけ、医療業界にお金をばら蒔いているということです。人工透析だけでも50万円ほどの金額を月に使っています。

それが無くなるとどうなるか? 人工透析を専門としている病院は潰れ、人工透析を専門としていない病院でも収益はダダ下がりします。

そういった事態を危惧した医師団などの権利団体が、腎臓移植などの臓器移植に反対し、そういった研究の邪魔をしていると筆者は考えています。

そんな金で利益を出すのが医師の仕事か? 患者を救うことを第一に考えるのが医師の仕事ではないのか?

日本の人工透析の質は高いが……

日本の人工透析の質は諸外国の中でも特に高いと言われています。しかしながら、それは腎臓移植が普及していないから、人工腎臓である人工透析機がどんどん発達していったと考えられます。そして、そのことが日本で臓器移植が発展しないことにもつながっています。

あとは、日本の宗教観ですね。日本では、死体を解剖することすら悪と考えたり、そのことを嫌がる親族が多い。そういった宗教観が臓器移植の邪魔をしている。

たかが「気持ちの問題」で助かる命が助からない状況になっている。

「たかが気持ちと言うな!! 親族の気持ちも考えろ!!」

という批判を度々私はされます。しかし、私は今でも考えを変えません。

「たかが気持ち」

です。人の気持ち次第で人の命を奪っていいものじゃない。直接的に奪っているわけではないですが、その「たかが気持ち」は間接的に人の命を奪っているのと同じことです。

もっと、広く視野を持ちましょう。死んだ人間にメスを入れたって痛みを感じることなどありません。腎臓を摘出するだけならば、死体の原型をとどめたまま摘出することだって可能です。何よりも、死体は火葬され、跡形もなくなってしまうのですよ。

何故、死体にメスを入れることは嫌がるのに、火葬されることは嫌がらないのか? それは日本の葬式といった通過儀礼により刷り込まれたステレオタイプ。当たり前のように行われてきたことは受け入れることが出来るけれど、今まで行われなかったことは受け入れることが出来ない。日本人の悪い特徴です。

もっと人の命について考えてはどうですか? どうせ焼かれてなくなってしまう臓器で生き延びることが出来る人の命がある。火葬されれば全てがなくなってしまうけれど、臓器移植として使えば、その人の身体の一部が他人の中であろうと生き延びることが出来る。どちらにとってもプラスなことしかないではないですか。

最後に

脳死移植にしてもそうですが、日本では今まで行われてこなかったことを受け入れるということが国民性として出来ない国。それが日本。諸外国では当たり前のように行われていることなのに。

自分の親族のことを憂い、悲しむことも大切です。でも、目の前の救える命を救うことはもっと大切なことです。

そのことを今一度、考えていただきたい。

私の考えは、福島の東日本大震災だろうが、まだ起きていないけれど東京直下型自身だろうが、臓器移植として使える臓器は何でも使え、の精神です。

障害年金とかいらないんで腎臓よこせ!!

だいちゃん(∀)

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uwasanoaitsu

フリーライター・ハイパーメディアブロガー 1級身体障害者 年間500冊ほどの本を読む読書マニア。勉強好きの資格マニア。簿記や法律に強い。 暗い記事も書くけど、なんだかんだで自分の事をスーパー障害者だと思ってる変な人。お笑い好き。 炎上芸人。インターネット上の嫌われ者www

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2 件のコメント

  • わかります。私も《脊髄小脳変性症》という難病です。正直健康な小脳が欲しいです。
    今は小脳症状しかないので、他はいたって健康です。ですから、他の病気では死なないから、このまま生き続けてしまうと、どういう将来が待っていて、家族にどんな影響を与えてしまうかと思うと、命の期限が決まっている方を羨ましく思います。1年とか半年とか、期限が決まっていると、どうにかしたいと思うでしょうが、1年とか半年とかでこの苦しみから解放されるならと、私は思ってしまいます。
    だいちゃんの声は私はわかります。

  • >>id:jijikuroneko2さん
    脳の移植というのは不可能な分、移植で助かる人よりも大変な思いをしているのでしょうね。
    私も時々考えます。このまま生き続けて家族に迷惑をかけてしまうのが辛い、と。でも、生きなくちゃいけないんですよね(∀)

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