【寄稿】健全者、障害者、両方から受け入れてもらえない軽度の知的障害『ADHD』患者の話

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photo by shotgunshy

今回の寄稿はRitaさんからです!

ADHDという発達障害を抱えている彼女の今まで生きてきた過去を振り返った記事。皆様がどのように受け取るのか、未知の世界ですが、楽しみでもあります。

では、ご覧下さい。

皆様、『ADHD』(注意欠陥性多動性障害)という言葉を御存知でしょうか?

【何かしら忘れ物をする】
【落ち着きがない】
【よく物をなくす】
【遅刻魔】
【片付けられない】
【期限内にやるべきことをやることができない】
【何かしら効率が悪い】
【やりくりができない】
【ひとつのことはものすごく集中するのに他の事は全くできない】

など、

最近では話題にもなってきていますのでそれなりの認知が上がってきています。

ADHDは、最近では子供の頃から気付く障害と言われてますし、そう断言する医者もいます。なので、サイトで調べるとだいたいが子供のADHDの記事が多いです。

あたしが子供、学生の時はADHDという言葉など聞いたこともありませんでした。

周りとのコミュニティもとれず、変わり者、ボーッとしてる子、性格悪いと言われてました。

それなりに遊ぶ人も、彼氏もいましたが結局は一人の事が多かったです。

学力は音楽のみ唯一トップレベルで他は全然ダメ。
その差は本当に極端でした。

何かしら忘れ物はするし、よくボーッとしてる。
片付けなど、どうしても綺麗にすることできない。
家族、兄弟が几帳面だった中、あたしだけそうだったのでよく怒られてました。

なんでできないんだろう?

悩みというよりは違和感を感じていました。

社会人になってから自分が周りと違うことに気付きはじめましたが、まだADHDという言葉を知らなかったので、どれだけ効率悪くて仕事ができなくても、どれだけメモしても忘れてしまう。もしくはなくしてしまう事が頻繁にあってもやる気がないと言われてたし、あたしも自分を責めていましたが、

【わかっていてもできない】
【みんなと同じペースではどうしてもついていけない】
【ついていこうとしても何が何だかわからず頭がおかしくなる】

限界が来たのか、自分は何をやってもダメだと落ち込むようになり、人との会話も辛くなり、本気で自殺を考えながら過ごしていました。

ダンスの先生をしていましたが、自分で考えた振り付けすら覚える事できません。
書いても、書いた内容が理解できず何回も振り付け変えたりして生徒さんにはかなり迷惑をかけました。

そんな時たまたまつけていたテレビがADHDの特集をしていて、

え??あたしじゃん。

観れば観るほど自分に当てはまっていてずっとテレビを観て、そして不安になりました。

病院に行きADHDのチェックをやりましたが、ほとんどあてはまっていました。
そのあと脳波の検査を受けるかどうか聞かれました。
(地域や病院によって変わってくると思いますが、あたしの地域では脳波の検査は自由です)
抵抗がありながらも受けることを決め、受けた結果、

『脳波に異常はないけど、血流に乱れあり』ということで、ADHDのお薬【ストラテラ】を服用する対象になり、ADHD、学習障害と診断されました。

ADHDの資料の中に広汎性発達障害、学習障害の事も書いてあるのですが、どうやらADHDの他にこの広汎性か学習障害が合併することがあるようです。

ADHDと診断される基準は医師によって変わってくると思います。
あたしの知り合いで2人診断された人がいますが、一人は脳波の検査受けず、項目チェックで診断され、もう一人は脳波は異常ないけど、脳が100%だとしたら98%しか動いてないということでADHDと診断されたといいます。
項目チェックが大きかった気もしますが実際のところはわかりません。

そのあと障害手帳を申請することになり、2ヶ月後、【精神障害3級】と認定され、

健全者から障害者に変わりました。
あたしは精神障害、軽度の知的障害にもなるようですが、特に悲観的にはなりませんでした。
ただ、これからどうしよう……という焦りと不安はありましたが焦っても仕方ないしあまりマイナスには考えないでおこうと。

・ひとつのことは集中できるけどほかの事は関心がない→ものすごい集中力の持ち主

・常に動いている→ものすごいアグレッシブ

などできる限り前向きに捉えてます。

しかし、現実はそう甘くありませんでした。

自分でできる範囲で改善したり、ブログを始めたり、障害枠の仕事を探したりしていますが、軽度で障害者枠に行く人、就労支援に行く人は少ないようで、

『ほんとに障害者なの?』

と、言われたりします。

就労支援もだいたいが中、重度の方が多いらしくどこも雇ってくれるところはありませんでした。

一般枠で探しても仕事となるとアウトなレベルのあたしだから、隠しとおすのは難しく、かといって面接の時に実は……と話すと不採用になったり、『うちは障害者は雇わないから』と言われたりします。

その他にも、健全者からは、
『障害は関係ない』
『それは言い訳だよ』

と言われたり。

障害者には、
『本当の知的障害者は読み書きできない、あなたは障害者じゃない』

と言われたり、両方から受け入れてもらえないんです。

両方から心ない言葉を言われて落ち込んで、毎日泣いていましたが、支えてくれる人が僅かでもいるのでなんとか頑張れそうです。
軽度でも障害は障害なのに自分基準や自分の症状で判断する人が多いので、軽度だとなかなか受け入れてもらえないのが現実です。
諦めずに探しますがいつになることやら……

精神の病気は、
【できないとか言い訳】
【努力すればできること】
【病気を言い訳に甘えてる】

という人もいますが、それだけではないんです。

どれだけ頑張っても健全者と同じようにはこなすことができません。

もちろん改善すればよくなることもありますがかなり時間がかかります。

軽度でも誰かのサポートがないとどうしてもできないこともあるんです。

理解して受け入れてほしいとは思ってません。
だけど理解しようとする気持ちは必要だと思うんです。
どんな病気でも障害でも言える事だと思います。

体のハンディは目に見えるから受け入れやすいけど、心のハンディは目に見えにくく受け入れにくいというのは本当だなと痛感しました。

せめて理解しようとする気持ちを持って頂かないと、障害者はどうすることもできません。

『言い訳』
『障害に甘えてる』

なんて言わないで。
本当に傷つくの。
励ましのつもりかもやけど、はっきり言って傷つくだけだから。

できることなら健全者と同じペースでやっていきたいんです。

障害者の立場でもあまり求めてはいけない
できることは改善していかないといけないっていうのはわかっています。

あたしの場合ですが
片付けるのが家族のペースに合わせるのがとても無理で、見てくれだけでも片付いてるようにごまかせるようになるまで10年以上かかりました。

見てくれだけなのでタンスの中はぐちゃぐちゃです。

なので派手な色にしたり上下セットにしたりとぐちゃぐちゃでもわかるようにしたり
畳めないのはハンガーにかけたりしています。
こうやって服すらも気を付けないといけないんです。
全てわざと原色系にしてわかるようにしてるのでなくすというのはありませんが
派手な人とは言われますね(笑)

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最後に

うまく伝わったかどうかわからないですがもし、このブログを読んで気になった方、
そして前から悩んでるけど病院に行くのはちょっと……っていう方、携帯(スマホなど)でADHDセルフチェックと検索すれば簡易的なのがでてきます。そこから始めてもいいと思います。

あまりにあてはまっていたら病院行くというのでも全然いいと思います。
少しあてはまっていたからといって診断はされません。

どの病気でも一緒ですが、迷うなら病院行きましょう。
病気は自分でどうにかできるほど甘いもんではありません。
不安な気持ちもわかりますが、悪化してからでは遅いです。

早くわかればそれなりに対応もできます。

 Rita

Ritaさんは軽度の知的障害(ADHD)である為、健常者にも障害者にも続せず、その点で苦労してきたようですね。重度障害は重度で、軽度障害者は軽度で悩みがあるものなのです。

よく、あの人は障害者でも頑張っている~、という人がいるけれど、障害の内容が違えば、その人の状況だって違う。全く「障害者」という括りには出来ないのです。

この記事から、そのような発達障害で悩んでいる人の気持ちを少しでも理解してくれる人が増えたらな、と心から思います。

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uwasanoaitsu

フリーライター・ハイパーメディアブロガー 1級身体障害者 年間500冊ほどの本を読む読書マニア。勉強好きの資格マニア。簿記や法律に強い。 暗い記事も書くけど、なんだかんだで自分の事をスーパー障害者だと思ってる変な人。お笑い好き。 炎上芸人。インターネット上の嫌われ者www

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