人工透析患者がキツそうにしていても「サボっている」と思わないで下さい

スポンサーリンク

http://www.flickr.com/photos/64958688@N00/3349943474

photo by scribbletaylor

私は尿を作る臓器である「腎臓」が死んでしまって人工透析を行っている1級身体障害者です。

人工透析 – Wikipedia

腎臓などの臓器が悪いと、身体がとてもダルく、仕事や勉強などを健常者のようにバリバリこなすことが出来ません。

人工透析にも種類があるのですが、私が一番最初に導入した腹膜透析という透析方法が私の身体にあっていなくて、身体に不必要な水分が10リットルほど溜まり、死にかけたことがあります。

身体がそんな状態にありながらも、医者を含めた医療関係者や心無い健常者から、何か作業をやっている時にかけられた言葉が、

「サボるな」

でした。

スポンサーリンク


 好きでダルそうにしているわけではない

人工透析患者は好きでダルそうにしているわけではありません。本当に自分でもコントロールが効かないくらい身体がキツいのです。それでも、仕事をしないと生きてはいけません。でも、仕事をキツそうにしていると

「サボるな」

という言葉をかけられる。こんな状態だと仕事が出来るはずがありません。

今現在、私が働いている職場でこのような言葉をかけられることはないのですが、昔働いていた大手企業や所属していた劇団などではこのような言葉をかけられたり、パワハラなどを受けたものです。

健常者に理解してもらえなければ、障害者は生きていくことが出来ません。だからお願いです。人工透析患者が自分の職場や学校にいて、身体をキツそうにしていても、

「サボっている」

と思わないでください。

人工透析患者に限りません。障害者全てに言えることだと思います。好きでダルそうにキツそうにしているわけでは無いのです。だから、何度も言いますがサボっていると思わないでください。

目に見えない障害だからこそ理解されない

人工透析を受けている人は見た目には分かりません。それ故、理解されずに苦しんでいるのです。

そうやって働く場所を奪われ、自ら命を絶っていく人だっています。

お願いですから、私たち人工透析患者だって普通に働きたいのです。日本の障害者が中心に働いている企業ではどうしても収入が少ない。もっと稼ぐ為には健常者の中で働かないといけないのです。その為には、健常者に障害のことを理解してもらう必要があります。

完全に理解することは不可能かもしれません。でも、

「理解しようとする」

ことは出来るはずです。お願いですから、理解しようとしてください。

「病気や障害を言い訳にするな!!」などと言わないで下さい。こういった言葉が一番傷つきます。言い訳にしているわけではないのです。自分でもコントロール出来ないのです。出来るものなら、健常者と同じようにバリバリと働きたいのです。

人工透析患者は欝を発症することも多い

人工透析を受けている人の中には鬱病などの精神疾患を発症している人も多いのです。それは人工透析という延命治療による副作用です。だから、人工透析患者に対して、むやみに叱咤激励などしないで下さい。逆効果です。

私自身も欝を経験していますし、自殺未遂もしています。今でも強迫性障害(潔癖症の酷い奴)や皮膚の病気に悩まされています。そういったことも含めて、精神的に疲弊してしまうのです。

だから、人工透析患者は身体的にキツいだけでなく、精神的にもキツい思いをしながら生きているのです。一生懸命に今を生きているのです。

だから、何度も言いますが、決してやる気のなさそうな態度の人工透析患者を見ても、サボっていると思わないで下さい。

最後に

確かに、人工透析患者を含めた身体障害者や精神障害者などの中には、それを理由に仕事や勉強をサボってしまっている人もいるかもしれません。でも、その裏側は鬱病などの精神疾患を抱えてしまっているのかもしれません。その人のバックボーンは誰にも分かりません。

その人のことを分かったような気にならないで下さい。その人がダルそうにキツそうにしているのはその人の性格が原因だと決めつけないで下さい。

病気や障害を抱えた人の辛さは、抱えたことのある人にしか分かりません。いや、病気や障害も人それぞれ違います。

「同じ病気の、障害のあの人は頑張っているのだから」

こういった言葉は使わないで下さい。凄く傷つきます。

その人の辛さはその人にしか分からないのですから。

だいちゃん(∀)

The following two tabs change content below.

uwasanoaitsu

フリーライター・ハイパーメディアブロガー 1級身体障害者 年間500冊ほどの本を読む読書マニア。勉強好きの資格マニア。簿記や法律に強い。 暗い記事も書くけど、なんだかんだで自分の事をスーパー障害者だと思ってる変な人。お笑い好き。 炎上芸人。インターネット上の嫌われ者www

このブログを気に入ったら「いいね!」をお願いします! 最新記事の情報をお届けします!


ブログ以外の落書き的な記事はこちらで書いています!
>>だいちゃんの落書き帳
>>だいちゃんのLINEブログ

スポンサードリンク

1 個のコメント

  • 私は主人と結婚する前、同棲をしていていました。その頃はまだ慢性腎不全保存期の時で、自覚症状はあまりないと言うけど、主人の場合はクレアチニンが2の辺りから疲れが取れず常に怠い状態でほぼ寝たりきりの状態が続きました。私は主人の身体のこと誰よりもわかっていたと思っていたけど、実際はわかったフリをしていただけで、何一つ主人のことを理解してなかったんです。仕事、家のこと、主人の食事や体調の管理・・日々のストレスに追われ、「仕事探してよ!私ばかりに負担かけないで!」と罵声を浴びせた事もあります。サイテーですね。幾度なく喧嘩し話し合い、結婚という形になったけど、やはりそれでも主人の孤独というものは完全に理解はできてないと思います。ただもうフリはやめました。理解しようとする、というのが大事だっていうことがよくわかったから。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です