『発達障害者』に勉強を強いるのって「虐待」じゃないの?

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http://www.flickr.com/photos/61132483@N00/67223286

photo by Elsie esq.

僕は、身体障害者ながらも家庭教師という仕事をやっている。

昔は家庭教師というと、お金持ちが塾とはプラスして個別でも見てもらって勉強させる目的に仕事を頼む、というのが一般的だったのかもしれないけど、今は一般家庭、それどころかあまり裕福でない家庭でも仕事をお願いされることがある。

理由は簡単。家庭教師を頼む家庭の子供は、十中八九「発達障害」や「軽い知的障害」、「精神病」のようなものを抱えているから、親としても無理をしてでもなんとかしたいのだと思う。

そして、僕が診る家庭の殆どの親御さんがこれらの「脳の障害・病気」に関して無知だったりするからやっかいだ。

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 発達障害者は勉強する必要ないのかも?

これらの障害は目で見て分からないものだ。だから、本人がサボっているだとか、やる気がない、とか思われてしまっているという現実がある。

正直、「障害者と健常者の壁を埋めたい」と偉そうなことを僕は言いながらも、こういう子達の中でも診るのがキツいと感じる子もいるし、僕が若造で未熟なばかりに適切に対処出来なくて(例えば、怒りすぎてしまったり。)僕の元から離れていった子もいる。

お金を貰っている以上、仕事だから手を抜くわけにはいかない。家庭教師を頼む殆どの親御さんの目的は「子供の成績を上げる」ことだ。それは別に、良い大学に入れたい為だとかじゃなく、せめて一般的な公立の高校や出来れば大学まで行って欲しい、子供の将来のことを思ってのことだ。

僕は本当は、ただ単に教える仕事がしてみたかっただけで、世の中の「見えない障害」の子達を救いたい、とか立派な志を持ってこの仕事を始めたわけじゃないし、まさかそういう子達ばかりが自分の生徒としてやってくるとは仕事をする前は思っていなかったんだけど(笑)、仕事を受けた以上は真剣になるよね。

たまたま、僕の周りには「発達障害」や「軽度の知的障害」を抱えている友達が多くいた。そういう子達は二次障害として「欝病」を抱えている子も多い。

僕は高校を一度中退して、通信・単位制の高校に入り直しているんだけど、こういう高校や夜間の定時制高校には発達障害を抱えている子は多いと思う。それを本人や親御さんが気がついてないだけで。

そういう環境で過ごしてきたからというのもあるのか、友達のことを少しでも理解しようと、発達障害などの関連の書籍を今まで読みあさってきたし、そうやってそういう友達と関わってきたから、そういう子達を教えることが出来ているのかもしれない。

ただ、仕事をしていていつも思うのが、

「こういう子達に一般の子と同じレベルの勉強をさせたり、普通高校に入れる必要があるの?」

ということだ。

事前にも書いたとおり、僕が診ている生徒の親御さんのほとんどはそういった関連の知識がない。こちらが、「発達障害の一種、学習障害を抱えている可能性があります。」と伝えることもあるけれど、それを受け入れてくれる親御さんは少なく、むしろ激怒されることの方が多い。

「成績を上げる」という仕事を頼まれている以上、そういう授業の進め方をする責任がある。もちろん、点数がどうたら、勉強しておかないと学歴社会ではどうのこうの、とかいう教え方はせずに、勉強以外の話、例えばゲーム好きの子には、

「ゲームのプログラミングをしてみたらいい。その為には数学をしっかりと勉強しておくと便利だよ。あと、プログラミング言語はアルファベットが並んであるから英語もちゃんとしておいたほうがいいね。」

というような教え方をしている。それでも、そういう子達を一般学校の授業についていかせようとすることは本当に正しいことなのだろうか、と常に疑問に思っている。そういう子達に無理に勉強をさせることは、

「手が不自由な人に重い荷物を持たせることや、足の不自由な人に車椅子を使わずに自分の脚で立って歩け。」

と言っているようなものなんじゃないかと。

確かに日本は学歴社会的な考えがまだ抜けていない。勉強を出来ていたほうが職業選択の幅は広がる。勉強出来るに越したことはない。でも、本人がサボっているから成績が悪いという子もいるけれど、そうじゃなくて生まれつき脳に軽度の障害があって勉強の出来ない子もいる、という事をもっと一般の人にも知ってほしい。

最後に

中には「高機能自閉症」といって、アスペルガー症候群やADHDというのが有名なんだけど(説明がめんどくさいから、気になる人はググれw)知能面では普通の子と変わらない、むしろ普通の子よりもめちゃくちゃ頭が良いけれど、集中力が極端になかったり、こういう子には”変わり者”が多いから、学校に馴染めずに、時にはいじめに遭って精神的な病気を抱える子もいる。

そういう子達がもっと世の中で生活しやすいようにさ、学歴以外の特技、例えば絵が上手だとかモノ作りが得意だとか、歌が上手いだとか、

「勉強以外の特技」

で生活出来るような、「生まれつき勉強の出来ない子」でも幸せな生活を送れるような、社会的インフラを日本はもっと整えるべきなんじゃないかな。

ただ、最近のニュースでお絵かき投稿サイト「pixiv」さんが、採算度外視で(本音のところは分からないけどねw)クリエイターが自分の絵や作ったものをネット上で販売出来るサイトを立ち上げたみたいだ。

別に僕はpixivの回し者じゃないんだけどw こういうふうなサイトがもっと世の中に増えて、世の中で「生き辛さ」を抱えている人達が生活しやすい世の中になっていけばいいな、と願ってやまない人間の戯言ですがね。

もっと、「多種多様な価値観」が「色々な”個性”」をもった人が共存していける世の中になってほしいものですね。

だいちゃん(∀)

発達障害に限らず、声かけって大切。

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だいちゃん(∀)

フリーライター・ハイパーメディアブロガー 1級身体障害者 年間500冊ほどの本を読む読書マニア。勉強好きの資格マニア。簿記や法律に強い。 暗い記事も書くけど、なんだかんだで自分の事をスーパー障害者だと思ってる変な人。お笑い好き。 炎上芸人。インターネット上の嫌われ者www

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2 件のコメント

  • 大変よくわかります。
    親の気持ちもよくわかる。多分、ナントカ普通のレベルまで能力を上げれたらって親心でしょうね。
    教わっている子供も頑張ってる子が多いでしょう。努力しないでソコソコできる人以上に頑張ってるでしょうね。
    能力を受け入れた所から、子供にとってベストな道の選択ができるとイイね。
    大変だろうけど、ナントカしたいって、最後の頼みの綱として依頼してくるんでしょうね。1人抱えずに、担当している子供の様子の記録をとって、地元のサポステ等に相談しながら、今後の方向性について考えるとイイかも。
    色々な特性を持った人達が支えあいながら、自立できる社会になれるといいよね。

  • 両親が不在がちだったり、片親の子なんかに問題児は多いのですが、自分も片親で育ったということもあって、どうしても本気になりすぎちゃうんですよね><
    ただ、頑張っている子も当然いますが、やっぱり途中で挫折しちゃう子のほうが多い印象ですね。自分のことや他人のこと、世の中のことに興味が持てないみたいで…。
    勉強はまず「興味を持つ」ことや「勉強する目的をハッキリさせる(行きたい大学がある等)そういう目標の無い子は、あまり頑張らないですね…。
    そういう子のやる気を出すのが私たちの仕事なのですが、現実は甘くないです(笑)

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